ニュースレター目次へ
☆60号☆

御利益?

2004年10月5日号   

前号で携帯電話とお別れしたお話をしましたが、そのおかげで良い出会いがありました。
「突然ですが、思い立ち今週の金〜土と熊野に行くことにしました。友人との2人旅です。高橋さんのオススメのコースがございましたらぜひ教えて頂ければと思い、携帯電話番号をお伝えしがてらひさびさにメールしてみました。」

あくる日、返信メールを出しました。

「久しぶりやねェ〜元気そうで何よりです。熊野に来られるそうですが私は熊野の方へは行ったことがありません。何処から熊野に入るんでしょうか?私の住んでいるところは別名口熊野≠ニいって中辺路ルートと大辺路ルートの分岐点に当たります。このあたりにも王子跡や熊野道が沢山あります。もし何も決まっていないのであれば我が家に泊まっていただいても大丈夫ですよ。狭いですが離れを使っていただければいいですよ」

実は彼女とは5年程前にアリゾナ州のセドナに行った時、初めて会ったのです。その当時、彼女は大学生で、ワシントンDCのある大学に留学中だったのです。一緒に行ったメンバーと知り合いということで、その旅行中に現地で合流し、アメリカ人二人とアメリカ在住の日本人三人と日本からの六人の述べ11人の珍道中だったのです。この話をすると紙面が足りませんので、ネイティブインディアンやスピリチュアルなことにご興味のある方は個人的にお話いたしましょう。

彼女から返信メールがきました。

「メールのお返事ありがとうございました!実はお察しの通り、まだ宿を決めておりません。同行する友人と相談中なのですが、もしかしたら明日の夜から一泊、お泊め頂いてもよろしいでしょうか?」

セドナから後、彼女とは数回東京で会っていますが、ここ何年かは会っていませんでした。

「どんな顔やったかな?」

彼女たちは紀伊田辺駅に到着後、家内と携帯で連絡を取り合っていて、家内が働いている駅前のお弁当屋さんで昼食をとっているところへ迎えに行きました。
車から降りて、テーブルに座っている一人と目が合いました。「こんな顔やったかな?」と思っていると、背中向きに座っていた彼女が振り返り、にっこり笑って頭をぺコリ。

「そうそう、沙緒里や沙緒里や」

最初に目が合ったのは、友人の聖子ちゃんだったのです。
あいにくの雨模様だったのですが、少しだけ王子跡や熊野道を案内しました。近くの熊野道の峠に、海を見下ろせる場所がありますがなかなかの絶景です。
夜は、若い二人の女性に囲まれ、楽しい夕食タイムです。オット失礼、母と家内も一緒です。空気がうまいせいか水がうまいせいか、はたまた家内の味付けが絶品なのか、若い彼女たちは沢山食べて、そして飲んでくれました。人をもてなして、これほど嬉しいことはありません。
聖子ちゃんのお礼のメールで「奥様の美味しい手料理も忘れられないです(私は普段は小食なほうです!)。」ホンマかいな?

次の日、私も熊野は行ったことがないので、友人の那須さんと四人で熊野三山を巡ってきました。彼女たちが訪ねてきてくれなかったら、こんな機会はなかったかもしれません。
後日、沙緒里からこんなメールが着ました。

「ご無沙汰の方のお宅に、気やすく厄介になっていいものか(余りにも図々しすぎて)かなり悩みました。でも思い切ってお邪魔して本当によかった!心からそう思います。リラックスや癒しよりもっと深い部分で、私の身体が必要としてるものが満たされた気がします。都会の生活で聞かれない音、感じない匂い、見切れない広さ、深さに触れ幸せでした。また寄せて頂く日を楽しみにしてます。」

これも携帯電話とgood byeした御利益でしょうか?




   売れる広告プレゼンター・高橋英明

  

ご覧になった感想をきかせてください