3月5日、小学校の授業参観があった。その日は、私が覗いて見ることにしました。
大阪でも父親参観日があった時は行っていましたが、こちらの伏菟野小学校ではなかなか行く機会がなく、また、複式授業というものも体験したかったので、行って来ました。
こちらの小学校は全児童16人で、1・2年生七人で1クラス、4・5年生4四人で1クラス、3年生五人で1クラスという学級編成になっています。我が家は、長男の潤(まさる)が4年生で、次男の諒(りょう)が2年生です。潤は国語で、諒は生活が参観の授業でした。
まずは、潤の教室に入りました。後ろに椅子が並べてあったので、着席しました。正面の黒板に向かって4年生三人が座っています。向かって左にも黒板があり、5年生一人がそれに向かっています。
まもなくチャイムが鳴り、授業の開始のようです。
「起立、ただいまから五時間目の授業の国語を始めます。よろしくお願いします。」
と木下晃君の大きな声の挨拶があり、後全員で
「よろしくお願いします」
と先生に向かって一礼してから授業が始まった。
この光景に少々感動いたしました。
大阪でも授業参観には行ったことがありますが、こんな丁寧で、規律正しい授業の開始は経験がありません。私が子どもの頃も「起立、礼、着席」と学級委員長の号令に従って、無言でやっていたように記憶しています。
先生が、国語の本を二冊持って、正面の黒板の前に立っています。まず、4年生の三人に向かって、順番に朗読する個所を指示、次に5年生の一人に向かっても朗読個所を指示しました。ほぼ同時に朗読が始まりました。4年生も5年生も大きな声でシッカリと読んでいましたが、双方とも相手のことは気になっていないようでした。
読み終わると、先生が4年生に向かって、本の内容について、三人で話し合うように指示し、その間に、5年生に、黒板を使って授業をしていました。しばらくすると、5年生に質問したことを書かせている間に、4年生に対して授業をするという風でした。
「こりゃあ先生は大変やな」私の正直な実感でした。
こちらへ引っ越す前に、校長先生に複式授業について説明を受けた時に「子どもさんは直ぐに慣れます。それよりも複式を経験していない先生のほうがなかなか大変なんです」と言われた言葉を思い出し、その通りだと実感しました。
授業がある程度進んでいく中で、正面の黒板の上にクラスの標語が張ってあるのに気がつきました。
『よく働き、よく遊び、よく学ぶ学級』
よく働きがトップにくるなんてなかなか洒落てるではありませんか。
正面向かって左には、パソコンが四台並んでいます。「一人に一台かぁ」
時間が半分ほどたったので、二年生の諒のクラスにいきました。生活の授業で、内容は、こま回しとすごろく遊びということでした。
教室に入った時、こま回しで一人張り切っている我が子が目に飛び込んできました。それもそのはずで、1・2年生七人の中で、男の子は諒だけです。けっこう練習をしているようで、こまを手のひらに乗せる事も出来ていました。
その後、手作りのすごろくをしました。一年間の思い出を綴った『思い出すごろく』で、サイコロを振って、自分の書いた場所に止まれば、読み上げていくのです。そこでも我が子は独壇場で、「一番になった」とはしゃいでいました。
少人数ですが、その分先生の目も行き届き、パソコンも一人一台与えていただき、のびのびしている我が子を見て、
「本当に田舎へ来て良かった」
と再確認した一日でした。
売れる広告プレゼンター・高橋英明