1月20日から、県道が通行止めになった。自転車とバイクは通れるのですが、自動車は終日全面通行止めです。
田辺の市街地に入るのに、2本のルートがあるのですが、そのうちの1本が3月いっぱいまで通れないのです。
ましてや、通行止めになっている県道はバスが通る道ですが、その期間中は1日3本しかない「伏菟野」行バスも、隣町の長野というところまでしかやって来ないのです。
村のみんなもそれなりに不自由を感じていたのですが、日々の生活で、大変不便なことが起きることがわかりました。
それは、毎朝の新聞なんです。
じつは、新聞は7:12着の始発バスに乗ってわが村、伏菟野へやってくるのです。バスがやってこないということは、新聞がこないということです。
そんなことを思っている18日、新聞配達店から電話がありました。
「高橋さん、バイクを貸し出しするので、毎朝、新聞を隣町の長野消防団の倉庫前まで取りに行って貰えませんか」という依頼でした。
実は、家内が読売新聞店にアルバイトに行っているので、そんな話が舞い込んできたのでした。しぶしぶOKしたら、すぐにバイクが届けられました。
それ以来、毎朝6時30分に出発して、往復20〜30分かけて、新聞を引き取りに行っています。冬の朝は本当につらいもんですが、まだ、雨に降られていないのが不幸中の幸いです。
でも、それ以来、我が家にとっていい事が起きています。
それは、それまで子ども達はなかなか朝起きてこなかったのですが、同じように早起きをするようになり、犬の散歩に行くようになりました。学校へ行くのに随分と余裕が出来たようです。
通行止めで、もうひとつ困った問題が起きました。
実は、今やっている畑が、隣町の長野にあるのです。通常のルートなら、車で10分足らずの時間でいけるのですが、もうひとつのルートで行くと、30分位かかってしまいます。こちらへ来てから、運動不足を痛感していたので、これ幸いとばかりに、自転車で通うことにしました。
最初から、このニュースレターを読んでいただいている方々は、覚えていらっしゃると思うのですが、大阪にいた時代、片道12kmの道のりを、40〜50分かけて自転車通勤していました。(バックナンバー4・5・6号の高橋英明自己紹介参照)
その時のマウンテンバイクもさび付いてきたので、丁度いい機会かもしれません。長野に車を置いておき、自転車で通うことにしました。
1月20日の初日のことです。新聞を無事届け、8時前にマウンテンバイクに飛び乗って、颯爽と出発しました。自転車通学の中学生の集団を「おはよう」と追い越して、山道を下っていきました。真中あたりまで来た時に「ハッ?!」と立ち止まり、ポケットをまさぐりましたが、やはりありません。車のカギを忘れたのでした。こちらではカギはつけっぱなしで、持ち歩く癖がついていません。
今きた道を、今度は上り坂で引き返さなくてはなりません。
「ヒーィ ヒーィ」といって上っていくと、先ほどの中学生達が
「おっちゃんどうしたん?」
売れる広告プレゼンター・高橋英明