1月3日、子ども達のサッカーの初蹴りがありました。
無邪気にボールを追いかける子どもを見ながら、彼らの一年を顧みることにしました。
昨年の1月7日に、大阪市内からここ伏菟野の地へ引越しをしてきましたが、その前の年の秋、子ども達に引越しの話をしました。
「泣いて反対するやろなぁ、特に上の子は三年生になって仲のいい友達が出来たからなぁ」
家内とそんな会話をしましたが夏にも家を見に来たりしたことも手伝ってか、子ども達は意外にもあっさり納得したようでした。
こちらへ来てからも、約束通り犬を飼ったり、学校やご近所にもすぐにとけ込んだので、安心しましたが、やはり彼らなりにものすごい葛藤があったことを後で知らされました。
大阪の家は、彼らにとって自慢の家だったそうで、その家を離れなくてはならないこと、友人と離れること、学校を変わらなければいけないこと、サッカー教室に行けなくなることなどなど、ある日、せきを切ったように話してくれたました。引越しをしてきて一ヶ月くらいの時期だったと思います。
「彼らなりに色々大変やったんや」
そんな時期に、私は小学校の子ども達を集めて、毎週土曜日、学校のグランドでサッカーをするようになったのでした。
そのおかげで、先生方や、父兄の方々とも身近になる時期が早かったように思います。
愛犬チビが、子犬を産んだ話を以前書きましたが(バックナンバー37号参照)、三匹生れたうち、二匹は貰われていきました。うち一匹は大阪から遊びに来ていた友人の寺田一家が連れて帰ってくれました。子ども達も納得してお別れをしたのですが、その夜はしくしくと、泣いていました。
二匹目は、紹介で新宮市から来られた人が一目で気に入り連れて帰りました。
その日は平日で、子ども達は学校でいませんでしたが、わざわざ片道2時間もかけて来ていただいた方にまた後日と言うわけにはいかず、何も知らずに学校から帰ってきた子ども達はその事で大変怒りました。
「大人は勝手や!」
そう言って、口も利いてくれませんでした。
一晩中泣いていたようで、翌朝は目が腫れていました。
「皆でチャイ(子犬)に会いに連れて行ってやるから」
と約束し、しぶしぶ許してくれました。
それぐらい子ども達は子犬達の面倒をよく見ていたのです。
こっちの学校で初めて乗った一輪車にも、秋の運動会の時期には上手く乗れるようになっていました。
特に上の子は、最初上手く乗れずに、あきらめていた時期もあったようですが、皆に励まされて、頑張ったようです。
田辺市の学習発表会で合唱をした時、上の子が大阪で手話を習っていたので、SMAPが歌って大ヒットした『世界にひとつだけの花』を手話入りで発表してくれました。全校生徒16人が全員で手話入り『世界にひとつだけの花』を歌ってくれたのです。
♪ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン♪
歌詞の通り、ひとり1人を尊重できるように実践できれば・・・。
『言うは易く行なうは難し』
自分では意識していませんが、私の母から見れば、結構子ども達に厳しく言っているように見えるみたいです。
ある時、子ども達に注意した後、母にこう言われました。
「自分も出来てへんのに、偉そうに言うな」
ドキッ!
『言うは易く行なうは難し』か?
売れる広告プレゼンター・高橋英明