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☆42号☆
祭りのあと

2003年11月5日号   

 和歌山のこの地域では、あと半月ほどで温州(うんしゅう)みかんの完熟時期を迎えます。1月の半ばまでが収穫時期となりますが、農協や卸売市場へ出荷している多くの農家の方々は、10月末から収穫が始まっています。
六分以上の色づきという条件ですが、完熟ではありません。皆さんのお手元に届く間に完全に色づくのでしょうが、木で熟したものにはかなうわけがありません。みかんだけではなく、りんごやバナナなども同様だそうですが、通常の流通ではそうなってしまうのでしょうか。

先月、極早生みかんが完熟する時期に合わせて、知り合いの人に紹介させて頂いたところ、多くの皆さんにご注文をいただき、直送させていただきました。ただ、こちらの気配りのなさで、大変な迷惑をかけてしまいました。
我々は、お歳暮の時期には早すぎることもあり、ご自宅用でしか出荷を考えていなかったのです。ある方から、8ケース注文をいただいたのですが、同様の簡素な包装で出荷をしてしまったのでした。全て違う場所に送っているのですから、気づかなければいけません。苦情の電話をいただいたのですが、お詫びしても‘あとのまつり’。今後はこの経験を生かして信頼回復のため頑張るしかありません。


11月1・2・3日と、こちらの秋祭りがありました。3日間、獅子舞を廻し、笛と太鼓のお囃子で村中を練り歩くのです。私は知らなかったのですが、そのことを地下廻り(じげまわり)というのだそうです。パソコンで漢字変換が出来たので、地下(じげ)は全国的に使われているのでしょうね。

1日の夕方、お宮さんで奉納を受け、いよいよ祭りが始まりました。獅子を廻しながら、当家(とうや)へ入ります。当家とは、祭りの3日間、村の人たちが飲み食いする家で、毎年違う家で行なわれます。当家は、神さまを預かる場所で、それをすると家が繁栄するとされていますが、昨今は立候補する家が少ないようです。
音頭やかくし芸で盛り上がり、23時くらいまで飲み食いをして、お開きとなりましたが、カラオケがないのが新鮮でした。

2日の朝、午前6時から地下廻りが始まります。村中の六十数所帯を夕方までかかって、一軒ずつ二頭の獅子をまわします。各家で、振舞い酒が出たりお料理が出たりと、昼過ぎには出来上がってくる人が続出です。夕方、当家へ入り、またまた、カラオケのない宴会の始まりです。明日は、我が家の3人坊主が待ちに待った、子ども神輿が始まります。

3日の朝、8時から子ども神輿の予定だったのですが、あいにくの雨で中止となってしまいました。中止は初めてだそうです。
そういえば文化の日って、晴れが多いそうです(その日誕生日である私の母の談)。
境内で餅まき台の設営を手伝って、またまた、当家へ。午後2時に当家を出発して、お宮さんへ帰らないといけませんが、「雨が上がるまで飲むぞ」の掛け声で午前10時30分カンパ〜イ。それにしても皆さんタフですな。下戸の人は大変だろうと思って見ていると、結構楽しんでやっているようです。午後2時頃には小雨になり、予定通り出発です。餅まきが始まる頃には、村中の人が集まってきたと思えるくらい、老若男女が狭い境内を埋め尽くしました。それが最後で、3日間の祭りが終了しました。

夕方、家に帰り、母の誕生日を家族で祝い、早い就寝につきました。
翌朝目覚めは、すっきりとはしませんでした。‘後の祭’も‘祭りのあと’も、同じようにもの悲しいもんです。



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