9月14日、子ども達が通う伏菟野小学校の運動会がありました。
全校児童16名と先生が5人の小学校の運動会、皆さんはどのように想像されますか。
私は去年もこの小学校の運動会を見学していました。昨年の夏にはこの地へ来ることを決めていたので、少し覗いて見ようと思ったのです。
その時に、校長先生を紹介されたりしましたが、そのあたりから、
「大阪から高橋という家族が引っ越してくる」
と、村中の皆さんに注目されるようになったようです。
その運動会は、小学校と村民の合同運動会です。準備などは学校の先生や児童、父兄などが中心になって行なうのですが、運動場の草刈や土を入れたりした時には、多くの村の人がお手伝いに来ていただけました。
運動会参加者は、保育所に通う2、3歳の子どもから元気いっぱいの高齢者の方々まで、幅広い年齢層です。
プログラムを見ると、23競技中、小学生が6競技、保育所が5競技、中高生が2競技、一般が10競技の構成になっています。
今まで私の知っている運動会は、児童を赤組と白組に分けて、得点を競うのが当たり前だったのですが、こちらの運動会は少々勝手が違うようです。
どうなっているかというと、村の三地区の対抗戦になっているのです。得点対象の競技が4種目あり、我が下地・前谷地区が、綱引きと対抗リレーの優勝があり、総合得点の結果、見事2連覇を果たしました。(パチパチパチ)
運動会の時に二泊三日で、家内の高校時代からの友人(愛称マル)が、小学校3年生の子ども(愛称ぺー)を連れて遊びにきていたのですが、○×ゲームやお楽しみジャンケン、宝さがしに参加してたくさんの商品を掻っ攫っていきました。
ペーは一人っ子ということもあり、他の子どもとコミュニケーションを取るのが苦手だと聞いていたのですが、お楽しみジャンケンでは3位には入る大活躍で、同じ小学校の児童のように結構馴染んでいたのを見てうれしいものがありました。
私の1番好きになった競技は、縄ない競争です。わらを両手でこするように揉んでいき、縄に編んでいくのですが、3分間で、綺麗に長く編んだ人が優勝するのですが、おばあちゃんやおじいちゃんも、手やわらを水で湿らせて真剣そのものです。やはり優勝者は、75歳のおばあちゃん(打越順子さん)でした。おばあちゃんといっては失礼なほど、何をするにもテキパキとされていますが、3分間で7メートルほど編まれた縄は、本当に見事な縄でした。
何よりうれしく思ったのは、中学生の子どもが参加していたことでした。
おばあちゃんたちが手やわらを水で湿らせていたのを、横目で見ながら同じような仕草をしていたのが滑稽でしたが、その一人が、男性の部で三位に入ったのです。わらが辛うじてつながっているだけで、先ほどの順子さんのそれと比べると、月とスッポン。進行係の粋な計らいで、見事三位入賞を果たしました。
縄ない競争でも20〜50歳代の参加は余りありませんでしたが、その年代は、高度成長の副産物で、昔の知恵の修得を寸断してしまった年代のようです。
昔の知恵を知っている70歳代以上の人々から、我々がもっともっと学ばないと、ここ10年くらいで貴重な財産を失ってしまいそうです。
売れる広告プレゼンター・高橋英明